next

第9回公演 愛の眼鏡は色ガラス

作               安部公房 

演出          山崎洋平(江古田のガールズ)

日程          2017年9月15日(金)~17日(金) あうるすぽっと

助成      独立行政法人  日本芸術文化振興会

 

 

【タイムテーブル】

9月15日(金)   14:00/19:00

  16日(土)   13:00/18:30

  17日(日)   13:00

 

 

「愛の眼鏡は色ガラス」は1973年に発表され、同年、安部公房スタジオ
第1回公演、又、西武劇場(現・パルコ劇場)の柿落とし公演として
安部氏自身の演出によって初上演された作品です。劇団は華々しいデビューを飾り、
作品自体も米コロンビア大学名誉教授であったドナルド・キーン氏から
好評価を得るなど、演劇界に新風を巻き起こしました。しかし、初演以降、
目立った再演は
行われず、笛井事務所第6回公演で実に43年振りの再演を果たしました。
その難解さから、安部公房の戯曲としてはあまり名を上げなかった本作ですが、
精神病院
を舞台にした濃密な会話劇で、人間の持つ常識・非常識という感覚を
正気と狂気に置き換え
て描いており、それらが編み出した混沌とした世界が
人間をどこへ導くかを巧妙に暗示し
ています。
戦後日本文学を通して現代社会の姿を見ることをテーマに活動を始め、
今年で立ち上げ
から5年目を迎える笛井事務所では、これまで「友達」
「棒になった男」など、特に安部
作品にこだわりを持って上演してきたため、
あうるすぽっと初進出という記念すべき公演に本作を選びました。
今公演では戯曲の
テーマを確実に捉えた上で今日性とのリンクも深く探ろうと、
昨年からカンパニーも一新し、演出には“江古田のガールズ”の山崎洋平氏を迎えます。

 

 【あらすじ】

正気と狂気が交差する精神病院。患者たちはそれぞれの問題と向き合い、

医者らも患者と向き合う。その姿は一見普通の病院の様だが、彼らには

❝あるべき堺❞が無かった。

 医者のような患者、患者のような医者、正気を演じる者、狂気を演じる者。

まるで社会のブラックホールのような空間へ、突然全共闘の学生が入り込んで来たことで

常識は形を変え始める。